「勝手に入って大丈夫なの?」 「ああ。承諾は得てる」 「…さっき電話したのここへだったんだ。知り合いがいるの?」 「ああ。あんまり長居できないけどな」 笑いながらオーナーは手を引き 長い階段を上ると大きなプールへ着いた。 観客席ではなくて すぐそこにプールがあって。 調教師になった気分。 「夜の水族館は静かだね」 「…だな」 その時バシャバシャと水音が鳴り響いた。