契約から繋がる-Ⅱ-


「…………………」


私は黙ったまま車を降りて部屋へ向かった。
もう…これ以上
何を言っても同じ…。


私達の溝は深まるばかり…。
これ以上…溝を深める訳にはいかない…。


毎日、少ししか会う事出来ないのに…。
揉め事なんて…嫌…。


部屋に入ると
さっきの指輪を眺める。


この指輪は…。
一生に一度…大切な人に贈る物…。
それを…オーナーが持っていた…。