《グルルル》 背後から何かの唸る様な声と共に、とても不吉で嫌な気配を感じた。 ガチガチに体を固めたまま、振り向く事も出来ずにその場に立ち尽くす。 そんな俺の姿を……いや、その俺の《後ろ》を二人は大きく目を見開き、青い顔をしたまま見つめていた。 ……非常に嫌な予感がする。 《グルルルル》 もう一度何かの……おそらく鳴き声と思われる音が真後ろから聞こえた。 ……前にも……こんな事があった気がする。 冷たい汗が背中を伝うのを感じながら、恐る恐る後ろを振り向いた。