「お前は随分と疲れやすいんだな?俺は常人よりは体力があるし、傷の治りも早いが……お前は違う様だな」
そう言って青年は不思議そうに俺を見つめる。
「傷の治りは多少早いかもしれないけど……あとは普通の人間と変わらない」
そう答えて返すと青年は何かを考える様に腕を組み……それから大きな溜息を吐いた。
「……仕方ないな。今日は城で休もう」
「いいのか?」
青年のその言葉に顔を綻ばせ、目をキラキラと輝かせる。
「ただし明け方には出発するぞ」
「了解で~す!!」
そう大きく頷いて満面の笑みを返すと、青年が少し呆れた様に眉を顰めて笑った。



