ぼくと世界とキミ


「セリア!!」

その愛しい彼の叫びと共に、木々の隙間から息を切らせた三人が飛び出してきた。

三人は目の前に広がる光景と茫然と立ち尽くす私を見つめ、驚いた様に大きく目を見開いている。

ロイは小さく口を開き言葉を失ったまま、静かに私を見つめていた。

「……私……そんなつもりじゃ……殺すつもりなんて……」

目の前には黒く焦げた死体が、煙を燻らせたまま転がっている。

「……私……わたし……は……」

プスプスと煙を上げる死体を見つめたまま……私の頬を溢れる様に涙が流れた。

「いやぁあああああああ!!」

その悲鳴の様な叫びと共に、辺りが黒い光に包まれる。

そして次の瞬間、私の目の前に禍々しい黒い光を放つ《小さな石》が浮かんでいた。