ぼくと世界とキミ


「気持ち悪い奴だな!?それともなんだ?この俺様のかっこよさに惚れちまったか!?」

男が(多分、自分ではカッコイイと思っている)変なポーズをする。

その変なポーズが僕にほんの少しだけ心を開いてくれた様な気がして、自然に笑みが零れた。

「……まぁ……なんだ……その……」

男が何か言いたげに、言葉を詰まらせる。

不思議そうに首を傾げて男を見上げると、男はボリボリと頭を掻いた。

「トモダチ……なってやってもいいぜ」

男が恥ずかしそうに、殆ど聞き取れないほどに小さく呟く。

「俺見ても怖がらないし……ずっと来るかもわかんねーのに待っててみたり……お前、変な奴だしな」

男は自分に言い聞かせる様に、うんうんと一人で頷いている。

「トモダチ……なってくれるの?」

確認する様に問いかけると、男は大きく頷いた。

「ただ~し!約束してもらう!!」

そう言って男が僕に向かって指を指す。

「ひとつ!俺の事を誰にも話さない!」

男の言葉に小さく頷く。

「ふたつ!俺との約束は絶対に破らない!!」

また小さく頷いて返す。

「みっつ!……後は特に無し!!!」

男の言葉に大きく頷いて笑うと、男も照れ臭そうに笑った。

「僕……ルーク!お兄さんは?」

恥ずかしそうに俯く彼に、名前を尋ねる。






「……アッシュ」

そう言って男が優しく笑った。