……これが夢だったらどんなによかっただろうか。 全ては酷い悪夢で、目を覚ませばそこはベッドの上で……村に向かえばそこには《彼女》がいて《あいつ》がいて《俺》がいる。 そんな都合のいい願いと共に……ゆっくりと瞳を開いた。 「……残酷な世界だな」 そう小さく呟いて、目の前の光景を茫然と眺める。 目の前には悪夢の様な光景が、変わらずに広がっていた。 俺の足元の地面に……真っ赤なリボンが落ちている。 そっと……それを拾った。