「……どう思う?」
その俺の問いにジルは何も答えないまま、スタスタと二人の彫刻に向かって歩いて行く。
……おそらくこの彫刻はこの絵本の《双子》を表しているんだろう。
そして……この絵本が示すのは……
「こういう事だろう?」
そう言ってジルは彫刻の少女片腕から腕輪を外すと、彫刻の少年の腕に腕輪を嵌めた。
するとズズズッと重い音を響かせながら本棚が壁ごと沈んで行き……その先に大きな扉が現れた。
「正解みたいだな。……開けるぞ?」
そう言ってニヤリと笑って扉に手を掛け、それをゆっくりと押し開いた。
すると扉が開いたその瞬間、目を覆う程の眩しい光が辺りを照らした。



