ここモンターユと呼ばれる国には、古くから4つの区分がされていた


西の内陸側はスラム街

東の海側は商店街

南側の、他国と面しているその場所には観光街

そして北側には
王族と、限られた者しか立ち入りを許可されない森



身分の戒律が厳しいこの国では、身分によってその住み処は決まっていた



そして東西南北の中心に

東から西へ、北から南へ流れる川をまたいで

縦横に建てられた大きな城が存在している

東西南北の街との境目になる大通りには
頑丈な造りの門がそびえ、規制がなされていた