想い出はいつも雨

○駅・ホーム

美咲、電車を待っている。

○図書館

かおりが仕事をしていると、雨がポツポツと降り始める。

かおり「・・・また雨か」

○駅

雨が降っている。

美咲が電車を待っていると、雨に濡れた修治が走って来る。

修治「(大声で)美咲さん」

美咲「修治君、どうしたの?待って今、タオル出すから」

修治「これぐらい大丈夫」

美咲「でも」

修治「だって、時間ないでしょ?」

美咲「・・・うん」

修治「これ、渡そうと思って」

修治、カバンから一冊の本を取り出す。

美咲「これ」

修治「うん、かおりさんにありそうな所聞いて。その本じゃ、代わりにならないかも知
れないけど」

美咲「そんな事ないよ。ありがとう」