想い出はいつも雨

○同・玄関

裕一と母がいる。

裕一「母さん、いいよ」

母「でも」

裕一「いいって。じゃあ、近いうちに連れて来るから。(大声で)修治、じゃあな、頑張れよ」

○町

修治が歩いていると、荷物を抱えた美咲に会う。

○道

修治と美咲歩いている。

美咲「ごめんね、荷物重いでしょ?」

修治「ううん、大丈夫」

美咲「優しいね、修治君」

修治「・・・」

美咲「この前、図書館にお兄さん来たよ。結婚するんだってね」

修治「うん」

美咲「修治君、私の事、知ってたんだ?」

修治「うん。でも隠してたとか、嘘吐いてたわけじゃないんだ。ただ言い出しづらくて」

美咲「ううん、そんな風に思ってないから、 安心して」

修治「でも」

美咲「じゃあ、私の質問に答えて。いつ私が図書館で働いてる事知ったの?」

修治「中三の時かな。受験勉強で図書館に行って」

美咲「その時分かったの?お兄さんの・・・、ううん、私だって事が」