想い出はいつも雨

○駅

雨が降っている。

前原裕一(26)が辺りを見渡しながら立っている。

修治が来る。

修治「兄ちゃん」

裕一「ああ、修治、悪いな」

修治「いいよ」

裕一「お前、大きくなったな。今、高三だっけ」

修治「ああ」

裕一「そっか」

修治「それ持つよ」

裕一「悪いな」

修治、裕一から荷物を受け取る。

○道

雨の中、修治と裕一が歩いている。

裕一「でもこの町も何も変わってないな。俺が高校出てからだからな。その間、お前ともほとんど会ってなかったからな。変わったのはお前の身長ぐらいか」

修治「・・・」

裕一「どうした?具合でも悪いのか?」