想い出はいつも雨

徐々に日が落ち始める。

雨が段々と小降りになる。

美咲「あっ、見て見て、雨が止んできたよ」

美咲、空を指す。

美咲「よし。じゃあ、そろそろ行こうかな。遅くなると、かおり心配しちゃうし」

修治「心配じゃなくて怒るんじゃない?」

美咲「そうかもね」

二人、立ち上がる。

美咲「これありがとうね。温かかったよ」

美咲、ジャージを修治に渡す。

美咲「よし、行きますか」

美咲、歩き出す。

修治「美咲さん」

美咲、立ち止まり、修治の方を振り向く。

美咲「うん、何?」

修治「・・・来週の夏祭り、一緒に行きませんか?」

美咲「・・・」

修治「嫌だったらいいんです。予定が入ってたり、もう一緒に行く人がいたらいいんです」

美咲「・・・いいよ」

修治「えっ」