想い出はいつも雨

信也「ああ、もういいから、お前は誰を誘う んだよ。うちのクラスの瞳ちゃんか、4
組の久美ちゃんか、それとも」

修治「誰も誘わないよ。俺、夏祭りに興味ないし」

信也「分かった。お前はあの子を誘え。分かったな」

修治「あの子って誰だよ。分からねえよ」

信也「憧れの年上の女性って言えば分かるか?」

修治「はあ、誰だよそれ」

信也「また、とぼけちゃって。分かってるくせに」

修治「とぼけてねえよ。教えろよ」

信也「図書館のお姉様だよ」

修治「・・・ああ」

信也「あの人、美人だもんな」

修治「違うよ」

信也「お前が憧れるのも分かるよ」

修治「だから違うって言ってるだろ」

信也「じゃあ、俺が誘っちゃうよ。俺、結構ああいう感じの人好きなんだよな」

修治「ダメ。絶対ダメ!」

信也「何でダメなんだよ。お前には関係ないだろ」

修治「ダメなものはダメ。関係ないけどダメ」

信也「ああ分かったよ。誘わないよ。でもその代わり、お前誘えよ。約束だからな」

修治「はっ、約束?何だよそれ」