気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


広大さんは画像をスワイプした。

中学生くらいのツインテールをした女の子が、広大さんの脇の下をくすぐっていた。

普段あまり見せない広大さんの弾けた笑顔が、そこにはあった。

広大さんの脇の下をくすぐったのは、どうやら私だけじゃなかったみたいだ。

「なんだかムカつく笑顔ですね。」

「ひどい言われようだな。」

「脇が甘いんです。」

「仕方がないだろ。いきなりだったんだから。」

「今度誰かに脇の下をくすぐられたら、別れます。」

「わかった。これからは脇を守って生きていく。脇の下にパッドを挟むことも検討しよう。」

そう言って広大さんは脇を締めた。