気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


親父は再び黙り込んだ。

何を考えているのかさっぱり分からない顔をしている。

そして俺は悟った。

親父が俺を呼んだ理由について、ある可能性を思いついたのだ。

それなら先制攻撃をするまでだ。

「俺に見合いの話が来ているのか?」

「・・・・・・。」

「だから交際をやめろと?」

「・・・・・・。」

「それなら断る!俺は都以外の女とは絶対に結婚しない!都と結婚出来ないなら一生独身でいる。もし俺達の仲を引き裂こうとするなら、親父であっても許さない。勘当される覚悟は出来ている!」

親父には申し訳ないが、なにを投げ捨てても都の方が大事なのだ。