気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


「すみません。その黒い服をください。」

「かしこまりました!」

まてよ。広大さんと初めて会ったとき、黒いドレスを着てカラス女って言われたっけ。

広大さんは黒い服が嫌いなのを忘れていた。

「すみません。やっぱり白いのにしてください。」

翌日、広大さんと一緒にジョギングを始めた。

広大さんは白いストレッチウェアに白いランニングシューズの私を見て言った。

「まるで鶴みたいだな。」

「・・・・・・。」

広大さんは人の服装を、鳥に例えるのが好きなだけなのかもしれない。