気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


ラジオ体操が終わると、ジョギングをするために広大さんは玄関先でランニングシューズを履いた。

「どこを走るんですか?」

「春は近くの川沿いを走る。桜並木が綺麗なんだ。桜の花びらが雪のように舞い散るのが美しい。」

「素敵です。」

「すぐに帰るから。爆速で走ってくる。」

「ゆっくり春を味わって走ってください。」

「行ってくる。」

「行ってらっしゃい。」