気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


朝になると大きな音で目覚まし時計が鳴る。

その音はゴジラの鳴き声で、私はいつも化石時代へタイムリープしたのかと思いながら目を覚ます。

そして広大さんが、むくりと起きる。

私を起こさないようにと思ってくれているらしく、物音を立てずにそっとベッドから抜け出す。

だったら目覚まし時計をかけなければいいのでは?と思うけれど、そこは黙っておく。

広大さんの朝はラジオ体操から始まる。

目覚めてしまった私がリビングへ行くと、広大さんはランニングシャツにスエット姿で大きく腕を回していた。

今まで気付かなかったけれど、腕にはほどよく筋肉がついていて、なかなかセクシーな身体つきをしている。

あの大きな胸とたくましい腕で抱きしめられたい、などと朝から不謹慎なことを考えてしまい、私の身体が火照った。