気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


こういうときはつまらないプライドなど捨て、経験豊富な人間に教えを請うのがてっとり早い。

幸い俺には、恋愛のプロである小沢総一郎という悪友がいる。

つかの間の休憩時間中、俺は総一郎宛てにメッセージを送った。

『至急教えてくれ。女はどんな行動をとると、男に幻滅する?』

するとすぐに返事が来た。

『ネットで調べろ。』

俺はすぐさまメッセージを送り返した。

『おまえに貸したあの聴診器すぐに返せ。何に使ったかは聞かないが、少しの汚れも許さない。なくしたというなら窃盗容疑で訴訟も辞さないから覚悟しろ。』

するとライオンが泣いているスタンプと同時に、レスポンスがあった。

『それだけは許して。俺と広大君の仲じゃないか。あの夕暮れの公園で一番星を一緒に見た思い出を忘れたのか?』

『じゃあ、さっさと教えろ』