気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


「わかりました。じゃあこうしましょう。仮交際中は、私がここに住みます。そうすれば毎日会えるし、広大さんの体調管理も出来る。このままじゃ、あなたの健康が心配で、私の方が眠れなくなります。」

「それは同棲する、ということか?その・・・色々いいのか?俺は嬉しいが。」

「もう大人ですから。親に文句は言わせません。」

「いや、そういうことじゃなくて・・・」

一緒に住むということは、俺も一応男なわけで・・・

「なにか問題でも?」

なんのためらいもなくそう言う都の気が変わらないうちに、俺は答えた。

「まったく問題ない。」

「さっそく明日にでも、身の回りのものを持ってきます。」

「じゃあ、これを渡しておこう。」

俺はチェストの引き出しから、それを取りだし、都の手のひらに置いた。