気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


松也の娘、孫のたけ子が遊びに来た。

たけ子は27歳、私が広大さんと出会った歳と同じだ。

「たけ子、彼氏を早く作っておばあちゃんに会わせなさい。」

「やだよ。だっておじいちゃんとすぐ比べるもん。」

「広大さんと同じくらいイケジジになるような男性を選ぶのですよ?」

「それが難しいんだってば。」

「じゃあ、『LOVE×3結婚相談所』へお行きなさい。あそこなら絶対にいい人に出会えるはずだから。」

「わかった。」

たけ子は私の教えに従い、『LOVE×3結婚相談所』に入会した。

仮想空間で数人の男性とデートを重ね、運命の相手と出会い、無事結ばれた。

そして、私に小梅というひ孫が出来た。

「小梅。私と広大さんは新婚旅行で熱海に行ったのです。それはもう楽しくて、絶景だったのです。」

「ひいばあちゃん。それもう100回聞いた。」