私は広大さんと、隣町の産婦人科を訪れた。
波川総合病院の産婦人科でもいいと思ったけれど、広大さんが嫌がった。
「近くに広大さんがいてくれたら、心強いのに。」
「駄目だ。うちの産婦人科には、男の医師しかいない。女性の医師がいる産婦人科がいいと俺は思う。入院中は、毎日見舞いに行くから心配するな。」
そう諭され、女医のいる産婦人科を探し、診察を受けた。
エコー検査をし、担当のふくよかな女医の先生に、結果を告げられた。
「ご懐妊、おめでとうございます。新米ママさん。大変だけど頑張ってね。」
「ありがとうございます。」
私は頭を下げた。



