都はスマホの熱海攻略サイトを見ながら言った。
「ここはプリンも懐かしの味で美味しいそうです。」
「じゃあ、頼もう。」
プリンがテーブルに届き、都が美味そうに食う。
「広大さんも食べますか?」
「いや、俺はいい。都が全部食べろ。」
「そう言わずに。はい、あーんして下さい。」
俺は口を開け、都が差し出したスプーンに乗ったプリンを、一口もらう。
固めのプリンとカラメルの甘さが、口の中いっぱいに広がる。
「美味いな。」
「美味しいですね。」
都と一緒に食べると、美味しさが倍増する。
都は歩く万能調味料だ。



