気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


新幹線に乗り、熱海駅に着いた。

「お腹、空きましたね。」

「たしかに空いたな。」

「行きたいカフェがあるんです。そこでランチしましょう。」

都と一緒に探しながらたどり着いたそのカフェに入る。

店の中には小さな池があり、そこで鯉が泳ぎ、白いオブジェが建てられている。

熱海全体がレトロな雰囲気だが、この店もなかなか昭和感がすごい。

都と俺は、注文した昔ながらのナポリタンを食べた。

「広大さんは、給食でなにが一番好きでしたか?」

「俺は揚げパンだ。都は?」

「私はミートソーススパゲティです。」

「ナポリタンを食いながら言うメニューではないな。」