気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


そして初夜を迎えた。

広大さんは私を抱きかかえ、そっとベッドに寝かせた。

私の服を丁寧に脱がせ、自分の服も脱いだ。

初めて見る、広大さんの胸板は大きかった。

広大さんは私のむき出しの肩に手を置いた。

その手の熱が、私の身体全体にも広がる。

「都。綺麗だ。」

広大さんが、私の首筋にキスをする。

私は泣きそうになった。

待ち焦がれた瞬間なのに、とても怖くなった。

「広大さん。私、初めてで・・・うまく出来るかわかりません。」

広大さんに幻滅されたらどうしよう。

広大さんを気持ちよくできなかったら、どうしよう。

そんな気負いを打ち消すように、広大さんが強く私を抱き寄せた。