気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


広大さんが、分厚くて重そうな雑誌を3冊買って帰って来た。

それをテーブルの上に並べる。

結婚情報雑誌だ。

「都。そろそろ結婚に向かって具体的に動こう。式場やウエディングドレスの予約、引き出物に招待状。決めることは山ほどある。」

「結婚式、挙げるんですか?」

広大さんは、不思議そうな顔で私を見た。

「当たり前だろ。純白のウエディングドレスでバージンロードを歩く都を、俺は見たい。指輪の交換もしたいし、お約束のケーキ入刀も楽しみだ。」

「・・・・・・。」

「都は式を挙げたくないのか?」

「・・・はい。」

「そうか。」