気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


「広大さん。友達は大切にしないと。早急に小沢さんと一見さんお断りのお寿司屋へ行く約束を果たしてください。」

「そうだな。総一郎。今度の土曜日、空けとけ。」

広大さんは照れた笑みを浮かべながら、小沢さんと固い握手を交わした。

「都ちゃん、ありがとう。俺はいま友情を取り戻し、運命の女性を手に入れた。」

「これからも、広大さんと三也子を末永くよろしくお願いします。」

私は歓喜している小沢さんに、そう頭を下げた。

三也子は母性本能が強いから、淋しがり屋の小沢さんとは上手くいくに違いない。