「都、指を出して。」
俺は都の左手の薬指に、ダイヤモンドのリングをはめた。
「広大さんが選んだんですか?」
「ああ。人気のある指輪も教えてもらったが、やっぱり自分で選んだ。自分のセンスに自信がないから、気に入ってもらえるかどうか。」
「広大さんが選んでくれたことに意義があるんです。大切にします。」
「そうか。なら良かった。」
都が嬉しそうにその指輪をみつめた。
都の笑顔はダイヤモンドよりも光り輝き、美しい。
「でもひとつだけ異議があります。」
「なんだ?」
「この指輪、少し大きいです。」
「あ、都の指のサイズ、測るの忘れてた。」
次の日、俺は都を連れて、指輪のサイズを変更してもらった。



