気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


「都。ちょっと出掛けてくる。」

「どこへ?」

「散歩だ。」

「いってらっしゃい。」

「もらった服の中で、都が一番気に入った服を着て待っててくれ。」

「わかりました。」

俺は愛車を飛ばし、高級ブランドショップが建ち並ぶ街へと向かった。

たしかこの辺りに店があったはずだ。

俺は近くの駐車場に車を停めた。

そしてガラス張りの店内に入った。

スーツを着た執事のような店員が、にこやかな顔で俺に近づいた。