気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


しかし胸の奥で、なにかがもやもやしている。

これを着た都が外を歩いたら、きっとどんな男性だって目を惹きつけられてしまうだろう。

もしかしたらナンパされてしまうかもしれない。

それが、もし俺よりいい男だったら・・・

そんなことを考えてしまう俺は、小さな男なのだろうか。

自分の婚約者が綺麗な姿で街を歩く。

都だってきっと嬉しいだろう。

気持ちだって上がるだろうし、それに比例して仕事もこれまで以上に成果を出すだろう。

いいことづくめではないか。

・・・いや、もやもやの原因はそんなことではないな。