気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


「都。これは束縛か?」

「束縛です。」

「そうか。これが束縛なのか。束縛は嫌われると聞いた。」

「広大さんに束縛されるのは、とても気持ちがいいです。私は変態なのかもしれません。」

「じゃあ一緒に変態になろう。」

私と広大さんは、さらに強く抱きしめ合った。

そして10分経った。

「広大さん。そろそろ離してください。疲れました。」

広大さんは私を抱きしめていた腕を緩めた。

「都が束縛して欲しいと言ったから、身体を離すタイミングを失った。」

「私も広大さんを束縛してもいいですか?」

「望むところだ。俺のスマホにGPSを仕込んでくれてもいい。」

「そんなことはしません。」

私は自分のスマホを取りだした。