気がついたら天才心臓外科医と婚約していました


私は立花さんのプロフィールを、改めて熟読した。

職業欄には、大学の学生食堂の調理師と書かれてある。

「立花さん。あなたは調理師として立派に働いています。しかもあなたの作った料理を食べるのは、勉学に励む大学生。つまりあなたは知的で頭のいい人間の血となり肉となるものを作っているんです。それは大学を卒業することと同じくらいすごいことなんです。自信を持って、正直にプロフィール欄を正しいものにしましょう。」

「はい!すぐにプロフィールを訂正します。」

「私と一緒に、必ず婚活を成功させましょう。」

「よろしくお願いします。」

立花さんは、何かを吹っ切ったようにすっきりとした表情になった。