「父さん…。」

私と息子が顔をのぞきこんだ。父さんは寝ているみたいだった。


「おかしくない?孫が元気よく入ってきたのにさ。」


私が大きな声でいうと、ゆっくり目を開けた。

「聞こえてるよ。静かにしないか。」


父さんは片目をあけてにっこり笑った