散りゆく愛に添い遂げて

「合コン一緒に付いてーー」

「却下。行きません」

「ケチ!ケチ女!」

深夜のファミレス。

目の前でドリンクバー片手に誘う友人、
瀬川由紀子の誘いを間髪入れずに断ると、
彼女は幼子みたいく悪口を垂れた。


「だって興味ないもん。合コンとか。
色恋に飢えた猿同士の集まりの何がいいの?」

「猿!?それって私も含まれてるの?!」

「うん、もちろん」

「それが友達に対する言葉か〜!!」

「ちょ、由紀子うるさいって…」

長いネイルが施された手だというのに
躊躇なく机を叩きつける大きな音に
疎らに座る客達の視線が一気に集まる。

何処か眠たそうな目をした人々の視線は、
二人を変なものを見るように射抜いている。