「ぅ゛ー
朝寒ィのが1番堪える~」
縮こまりながら学校への道を歩く。
今日は裕基が寝坊してオレは1人で歩く。
1人で歩くといつにもまして寒い気がする。
病は気からっつーけど確かに寒いと思いすぎんのもよくねーのかなぁ?
でも寒ィもんは寒ィしなぁ……。
結局悩んだって寒いに行き着くわけで。
ダメだコリャ。
「あのっ」
自問自答していると女のコに声をかけられる。
その女のコは透き通るような真っ白な肌に艶やかな髪、
くりんくりんの瞳に何故か素足で直にキャミソールのワンピースを着ている。
さっ寒ッッ!!!
見てるオレが寒いわ!