「は? 何の冗談…」 「冗談じゃないよ。 言ったじゃん。 私は雪だるまです、って。 願ったの。 隼人くんと話したいって。 そしたら人間になれてさっ! 今はこんなに隼人くんと話せてる」 「わけわかんねぇよ。 なんなんだよそれっ んなの信じられな……」 急にベンチから立ったと思えば 「見て」 って自分の足元を指す。 「えっ?」 見ればゆきの足と雪が同化してる。 「ね? 私は雪なの。 あの時の雪だるま♪」