何も知らねぇ。


ゆきのことは。


ゆきって名前と。


オレのことを好きってことしか。



でも、そんなん関係ねぇみたい。


だってゆきがここにいることにオレはすげー安心してんだ。


嬉しいんだ。


喜んでんだ。




「ゆき、好きだ」




思わず口から出た言葉。




はっ!

なんかこう…もっとムードってゆーかなんてゆーか……

色々揃ってからのが良かった…よな?


ってかオレ好きってゆーの急過ぎか?



あ゛ーっっ


頭ん中ごちゃごちゃだーっ



って頭ん中混乱中だったけど




「ありがとっ」




って笑顔のゆきを見たらなんかどーでもよくなった。