「で、ゆきちゃんとはどこまで進んだの?」


「だからゆきとはそんなんじゃねェんだって!」




ただくっつかれてるっつかなつかれてるっつーかペットみたいな?


なんて返答しようと悩んでるオレにとんでもない言葉を裕基が吐く。




「でも好きなんだろ?

早くしねェと誰かに取られるかもよ?」




………好き?


…誰かに取られる??




「……オレってゆきが好きなの?」


「………は?」




裕基がかなり歪んだ顔をする。



変顔の大会があったら3位までに入賞出来ると思う。