でも後日、碧葉君からもうひとつの信じられない事実を聞かされた。
彼は小さい頃に引き離された同い年の異母兄弟だったって。
当のふたりはお互いの存在すら知らなかったけど、近々会う機会を設けられていた。
だけど璃央君が事故に遭い、それが叶わなくなったんだという話だった。
これまで他人同士として生きてきた2人がどうして今になって再会しなければならなかったのか。
それはお兄さんの璃央君にも家を継ぐ権利があるからなんだって。
つまりそれは、私と彼も婚約者同士ということになる。
彼の魂が私のぬいぐるみに入ってしまったことにはそういう繋がりがあったからなのかな。
もしそうだとしたら宝物を汚されたと取り乱した自分が恥ずかしくなって、尾崎さんに急いで謝罪の電話をいれた。
「紺野です、夜分に失礼いたします。尾崎さん今話せますか?」
「お電話嬉しいです。ちょうど今、私も電話をしようと思ってて」
尾崎さんの声は興奮気味でいつもよりそわそわしていて、だからそれが嬉しい知らせだということはすぐにわかった。
「もしかして、美姫さんと沙也可さんのこと?」
「そうなんです! 何事もなかったように2人一緒に目を覚ましたって」
ふたりで子供みたいに騒いで、嬉しすぎて踊り出してしまいそうだった。
彼は小さい頃に引き離された同い年の異母兄弟だったって。
当のふたりはお互いの存在すら知らなかったけど、近々会う機会を設けられていた。
だけど璃央君が事故に遭い、それが叶わなくなったんだという話だった。
これまで他人同士として生きてきた2人がどうして今になって再会しなければならなかったのか。
それはお兄さんの璃央君にも家を継ぐ権利があるからなんだって。
つまりそれは、私と彼も婚約者同士ということになる。
彼の魂が私のぬいぐるみに入ってしまったことにはそういう繋がりがあったからなのかな。
もしそうだとしたら宝物を汚されたと取り乱した自分が恥ずかしくなって、尾崎さんに急いで謝罪の電話をいれた。
「紺野です、夜分に失礼いたします。尾崎さん今話せますか?」
「お電話嬉しいです。ちょうど今、私も電話をしようと思ってて」
尾崎さんの声は興奮気味でいつもよりそわそわしていて、だからそれが嬉しい知らせだということはすぐにわかった。
「もしかして、美姫さんと沙也可さんのこと?」
「そうなんです! 何事もなかったように2人一緒に目を覚ましたって」
ふたりで子供みたいに騒いで、嬉しすぎて踊り出してしまいそうだった。



