無自覚系お姫様は溺れるほどに愛され中

気づくと私は脱衣所のソファで眠っていた。
腕にはしっかりぬいぐるみのリオ君を抱きしめている。
あれからもう、かなりの時間が経っていた。


「ねぇリオ君返事して? さっきのは何?」


ゆすってもつねっても、返事はない。
こんなのまるで、ほんとのお別れみたい。


いくら駄々をこねても泣いても、この時を境にリオ君は普通のぬいぐるみに戻ってしまったんだ。