無自覚系お姫様は溺れるほどに愛され中

相手がのけぞるほど体を預けているなんて……胸と胸がぴったりくっつくほど甘えているなんて。


相手は今はぬいぐるみじゃない同い年くらいの男の子なのに!


「ごっ、ごめんね! こんなのお行儀悪いよね、失礼いたしました!」


一生懸命謝った。
だって、嫌われたくない。


「じゃあ今度は俺がお行儀悪くなる番ね」


「えっ、何、ちょっと待って!」



さっきはあんなに真っ赤になってたはずなのに、彼は立ち上がると私の首もとに顔をうずめた。


「全部ちゃんと覚えた。こうするんだよね?」


「ひゃぁ、や!」


くすぐったくて恥ずかしくって顔を背けたら、こめかみから耳、首筋へと伝うようにキスされた。


「声かわいすぎ。もう止めらんないかも」


意地悪にそう言った唇が、鎖骨の方へと降りてきて体がかあっと熱くなる。
息もできないよ。心臓が破裂しそう。