「お久し振りです・・・・。」
〔ぇえ。紗絵ちゃんも、大きくなって・・・。・・・嬉しいわ。紗絵ちゃんが来てくれて・・・。〕
「・・・・あの・・・・。」
〔・・・なぁに?〕
「・・・・秋斗・・・・・くんは・・・。・・・・幸せ、だったでしょうか・・・?」
〔・・・・・ぇえ。幸せだった筈よ。・・・だって、亡くなる前に、紗絵ちゃんと両想いになれたんだもの。〕
「・・・・それで・・・幸せ、だったでしょうか・・・。」
〔ぇえ、その筈よ。・・・あの子、「死ぬ前にやりたいこと」が、紗絵ちゃんに会って、できれば告白したい・・・って。ずぅっと言ってたんだから。〕
「・・・・ぇ・・・・っ・・・」
・・・そう・・・・だった・・・の?
〔なのに結局、告白されてるんだから・・・・我が息子ながら、情けないわぁ(笑)〕
「そ・・・そんなこと・・・。」
〔・・・とにかく・・・・。・・・あの子は幸せだったと思う。・・・ありがとう、紗絵ちゃん。〕
「・・・・・・・。」
そう言った、秋斗のお母さんの目元には、少し涙が浮かんでいるように見えた。


