思い出のなかに





「・・・・・・・・。」



私が行くと、そこはすでに手術中で・・・


ガラス越しに見る秋斗は、チューブや点滴・・・それに、見たこともない手術器具に囲まれていた。



「・・・・・・・。」


呆然と立ち尽くしていても、何もならない。


私は、近くにあった病院のソファーに座った。





手術器具のことはよく分からなかったが、心拍数を示す機械だけは分かった。



線は小さく揺れ動いていて、今にも消えてしまいそうで・・・・。



チューブや点滴だらけの秋斗を見ていると、今にも胸が潰れてしまいそうで・・・。





「・・・・って、ダメだ!」



秋斗は今、頑張ってるんだから。


私が・・・不安になってて、どうするんだ・・・。





「・・・・・秋斗・・・・・。」






死なないでよ・・・。




やっと・・・思い出せたのに・・・。