思い出のなかに






それから何秒経っただろうか。



頭がまっしろになって・・・






10秒も経たずに、唇は離された。




『・・・っ・・・は・・・・////』


「さて・・・・と・・・・はい、マスク。」



『ん・・・・・ぁ・・・・・。』










『・・・・////・・・・。』


「・・・・ぁあ・・・・もうこんな時間に・・・・」




時計の針は、6時30分を示していた。






「じゃ、帰るね。お大事に。」


『・・・・・・・・ん・・・・。』







後でお母さんにどやされるかもな・・・・


そんな事を思いながら、私は急ぎ足で帰った。