『やーい、まっしろゆきだるま〜!』
『ゆきだるまっゆきだるまっ』
中心でうずくまりながら泣きべそをかいている男の子がひとり。言い返すことはもちろん、立ち向かうそぶりも見せない。そんな男の子を見て、私は「しょうがないな」なんてため息をついて、「こらー!ゆきをいじめるなー!」ってたすけに行くの。
私がたすけに行くと、パッと顔をあげて、うるうるした瞳で「はなちゃん」って呼ぶから、憎めない。
私の幼なじみはとっても弱くて、泣き虫。だから私がたすけてあげないといけない。私が守ってあげないといけないんだ。これからも、ずっと。
——そのはずだったのに。
「よそ見しないで。俺だけを見て」
超絶イケメンぐいぐい男子に成長してるなんて、聞いてない!!
