雛祭りの運命



「いっいきます。私たちが住んでる場所。空には何があるんだろう。私たちが知らない。物でもあったら――――――」

「ありがとうございました。」

「姫野ちゃん可愛いからきっと歌上手だと思ってたのにすごい下手じゃん(笑)」

「ほんとほんと。下手な奴はいらないっての。早く帰って。」

え…。
ひ、ひどい。

「はいはい。強制帰宅~。金払ってくれてありがとね。」

追い出された。
一曲だけ歌って。
高いお金出して。
ひどすぎる。

「っ。」

気が付くと涙が出ていた。
私、きっと心が傷ついてたんだな。
私なんでこんなに弱いんだろう。
普通だったら泣かないよねっ。

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この出来事以来、カラオケに入っていない。
行くのが怖くなっちゃって。
私音痴だからさ…。
きっときりも悪口言ってくるよね。