雛祭りの運命



「いっちばーん!」

「もう、きり早い。何買ってほしいの?」

「ん~…。あの兎のカチューシャほしい…。」

あれだね。
すごい可愛い。
きりに似合いそうっ。

「ちょっと待ってて。買ってくるから。」

「きりも行く~!」

えーっと値段は…。
1500円ね。
微妙に高い。

「これください。お金はこれで。」

「まいどあり。また来てね~。」

優しそうなおばあちゃんだった。
そもそもこの世界は優しそうな人がたくさんいる。
世の中、優しい人たくさんいるんだなって実感した。

「はい。きり。つけてあげるっ。」

ふふっ。
すごく似合ってる。
可愛い。

「可愛い~っ!春ありがとう!春のやつも買ってあげる…これにしよう。」

え、え⁉
目隠しされた…。
何を買ってくるつもり⁉