今日もまたこれか。胸の中ではぁとため息をつく。
水だけの朝食。あの人たちは美味しそうに食パンを食べていたのに。きっと僕も食べたいと言えば、子供は水だけで十分って言われるんだろう。昔は自分も水しか飲んでなかったって嘘もついて。
僕の両親は小学二年生の時に死んだ。交通事故で。
夏休みの間、おばあちゃんの家に泊まっていた僕を迎えに行く途中で、突っ込んできたトラックに車ごと轢かれてしまったらしい。
その後、僕はお母さんの妹の美帆おばさんと圭吾おじさんに引き取られた。昔から会ったことが無かった人で、どんな人か分からず、楽しみだったが、出会って分かった。
お母さんとお父さんの遺産目当てだって。美帆おばさんは高そうなカバンを買ったり、圭吾おじさんは新しい車を買ったりしていた。
だけど僕には何年も使っている服に靴下。ご飯は二人よりも何倍も少ない。勝手に食べれば怒られ、新しい物が欲しいと言っても何も買ってくれない。
本当はこんな家に居たくはないけど、引き取ってくれる人がいないって分かってる。僕は一生このままなんだ。
「おい、お前さっさと学校行けよ。遅刻しても知らないからな」
圭吾おじさんが玄関から水を飲んでいた僕に言う。
「はい。…ごめんなさい」
「ったくよー育ててもらってる身で迷惑かけるとかあり得ないからな」
そう言って家を出ていく。
僕も服を着替えて、ランドセルの中に入っている教科書の中身を確認する。どうやら美帆おばさんはまだ朝風呂。小言を言われるのが嫌で、逃げるように家を出る。
僕は家が大嫌いだ。
水だけの朝食。あの人たちは美味しそうに食パンを食べていたのに。きっと僕も食べたいと言えば、子供は水だけで十分って言われるんだろう。昔は自分も水しか飲んでなかったって嘘もついて。
僕の両親は小学二年生の時に死んだ。交通事故で。
夏休みの間、おばあちゃんの家に泊まっていた僕を迎えに行く途中で、突っ込んできたトラックに車ごと轢かれてしまったらしい。
その後、僕はお母さんの妹の美帆おばさんと圭吾おじさんに引き取られた。昔から会ったことが無かった人で、どんな人か分からず、楽しみだったが、出会って分かった。
お母さんとお父さんの遺産目当てだって。美帆おばさんは高そうなカバンを買ったり、圭吾おじさんは新しい車を買ったりしていた。
だけど僕には何年も使っている服に靴下。ご飯は二人よりも何倍も少ない。勝手に食べれば怒られ、新しい物が欲しいと言っても何も買ってくれない。
本当はこんな家に居たくはないけど、引き取ってくれる人がいないって分かってる。僕は一生このままなんだ。
「おい、お前さっさと学校行けよ。遅刻しても知らないからな」
圭吾おじさんが玄関から水を飲んでいた僕に言う。
「はい。…ごめんなさい」
「ったくよー育ててもらってる身で迷惑かけるとかあり得ないからな」
そう言って家を出ていく。
僕も服を着替えて、ランドセルの中に入っている教科書の中身を確認する。どうやら美帆おばさんはまだ朝風呂。小言を言われるのが嫌で、逃げるように家を出る。
僕は家が大嫌いだ。



