「てか…なんで知ってる…」


よく見てみると後ろのほうで、りりことタツキがこっちを見て笑いながらピースをしてきた。




りりこが竜哉に教えたな…?




すごくうれしくて言葉にならなかった。



「絹南…」


真剣な顔をしてこっちを見ている竜哉に緊張してきた。




「どしたの?」




「絹南…俺と付き合ってくれないか?」


胸がキュンとなった。



「お前が好きだ。」



大きな花束を持った竜哉に抱きついて


「わたしも好き」



「お…おい!みんな見てるぞ!」

「いーの!見せてるの!」





そんな私たちをりりことタツキが笑って見ていた。



でももう一人

校舎内から見ていた人物がいた。